有象無象のひと粒

最近村上春樹のエルサレム賞受賞の
挨拶文を発見しました。

http://anond.hatelabo.jp/20090218005155

私が小説を書く理由はひとつだけです。個人的存在の尊厳をおもてに引き上げ、光をあてる事です。物語の目的とは、私たちの存在がシステムの網に絡みとられ貶められるのを防ぐために、警報を鳴らしながらシステムに向けられた光を保ち続ける事です。私は完全に信じています。つまり個人それぞれの存在である唯一無二なるものを明らかにし続ける事が小説家の仕事だとかたく信じています。それは物語を書く事、生と死の物語であったり愛の物語であったり悲しみや恐怖や大笑いをもたらす物語を書く事によってなされます。生と死の物語や愛の物語、人々が声を上げて泣き、恐怖に身震いし、体全体で笑うような物語を書く事によってなされます。だから日々私たち小説家は、徹頭徹尾真剣に、創作をでっちあげ続けるのです。

今まで、世の中の人は、まぁ存在するに値する人と、
それをささえる有象無象、という風に考えていた。
会社をクビになり、フラーとしていた時に、
まぁ、存在するに値する人にはなれそうもない、とあきらめ、
有象無象として生きるにはどうしたらよいかを考えていた。

が、あるとき、その価値観が一変した。

それから、本当の世界の広さ、生物の多様性を知った。
そして、それからずっと、一人の人の話を聞き、中に入っていく、
ということを繰り返しているような気がする。

世界は、私たちがざっととらえるには広すぎる。
その世界について、なんとかしよう、立ち向かおうと
すること自体が、そもそも無意味なことだ。
私が、外国に興味がないのは、そういうことだ。

ただ、自分の中と、周りをなんとかすることはできる。

自分の適性を見ながら、広げることはできるだろう。
私にはその適性はないと思っている。
ある意味「ミクロに、ミクロに」生活を見ていくのに適していると思っている。

そういえば、前に作ろうとしていたエコサイトは「ミクロ生活」だった。
自分でできること、を、どこまで社会変革、につなげていくか。

これからも、多分人の話を聞き続ける人生になると思う。

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