0円ハウス学

もうどうしても言葉にならなそうなんだけれども、
書かなければと思って書いている…。

土曜日曜と、坂口恭平さんの「0円ハウス学」という講座に行ってきた。
http://www.freedom-univ.com/lecture/detail299.html
ホームレスと、一般に言われている人は、
かなり幸せな暮らしをしているらしい、
そのことから、どう今の世の中を考えるか、
そして俺たちはどう生きればいい? って講座。

で、今回はホームレスの方が実際に来る、ということで、
さっそく講義を受けに行ったのだけれども、

自分でびっくりしたのだけれども、
講義で泣いた。

これからの時代について、不安な人って多いと思う。
これからの子供、ITとゲームにあふれる時代に育った子供ってどうなるのかな、って。

今日、講義を受けて
「ああ、戦争がなくて『貧困』もなくて
みんなが自分らしく生きる時代がいつかは来るかもしれない」
と、マジで思えた。
今までは
「冷静に言葉にすると厳しいだろうけど、
実際の幸福度としては今よりもやや高い時代が続くだろうなぁ」
とは思っていたけれども…

それは、内容もさることながら、
坂口さんの在り方が、痛快だった。

私はなんか言葉にできないエネルギーをがつんと受け取ったので、
うまく言葉にできないから、
とっていたノートから抜粋する。
(ノートは単語しか書いてなかったし、
なんというか話す言葉よりその場の雰囲気みたいなのに
情報がたくさん詰まってたから、
かなりニュアンスとか詳細は違うかも…ごめん)

「俺は昔から水や電気や土地にお金を払うって、変だと思ってた。
水や土地は自然のもので、人のものじゃないのに。
そこで、水土地にお金を払うってバカらしいって発想の余地がないのが問題だと思う
この「ホームレス」っていわれている人たちは
雨水をためて置いておけば2ヶ月は腐らない水がとれる、
土地だって、多摩川に家建てても大丈夫…
こんな、なんだか頭おかしくなってくるでしょ?
「ホームレス」の「ホーム」って、一体なんだって思うよね。」

「俺は卒業論文の時に、空き家になった団地の貯水タンクの中で
寝泊りした映像だけを提出したら、先生に
『お前、いいけど、とりあえずそのまま10年生き延びろ。
多分このまま10年後には、建物を建てるということに疑問符がわくことは、
自明のことになっているし、建物を建てるということが、
社会問題にもなっているだろう。そしたらお前の時代だから』
といわれた」

「仕事は、人との出会いでできている。人との出会いは奇跡だ。
それは奇跡であると自覚すると同時に、
当然と思わなくちゃいけない」

「人と人の間には空間がある。それが、人の言動や心の動きに、
ものすごい影響を与えていることを忘れちゃいけない。さっきの奇跡も、
その空間に関係がある。この社会において、どんどん突き詰めていくと、
ただ人と人との関係だけがある。そこは、マジお金関係ないってことを
覚えておかなきゃいけない」

「自分が売るものの値段は、自分が生きていくだけのお金(奥さんに計算してもらう)+送料(絵や作品を売っているので)」

「『仕事をください』と言ってはだめ。『このあふれでる俺のパワーが出ちゃったから分けてあげる』じゃないと、結局はダメ」

「give&Takeじゃだめ。give&give&give」

「今の世の中、全部情報でできている。情報にふりまわされてて追っかけてるやつが多すぎる。自分で情報をつかみとっている人がどれだけ居るのか。人と人との付き合いで得た情報は、絶対ネットに載ってない」

「本は読むなといいたい。旅行にも行くなといいたい。『本は読むな、歩け』。歩いて、感じ取って、めちゃめちゃ考えて、その後に本当に読みたい本を読めば自分の深いところにガンと響いてくるから」

「今日呼びたかった『ホームレス』の人で俳句を常に読んでいる、という人が居て。100個作って3日に1つ新しいのができるから、そしたらどれを捨てようか選んで捨てて(忘れて)、新しいのを覚える。その人は、書いていないの、聞きたい、というとよんでくれるだけで。今日は、大勢の人の前に出ると忘れちゃうから、っていわれて断られた」

「今の人は『生きる』と『考える』と『建てる』がバラバラ。けれども、この『ホームレス』の人たちは全部一緒で一貫してる」

———————–
「ホームレス」の方の言葉
「俺は立派なことはいえないけれども、人は家を作れるんだ、ってことを言いたい」
「生きるコツは『自然に抵抗しない』」
「ストレスまったくない。幸せでしょうがない」
————————–

「『ホームレス』の方々は競争をしない。自分しか与えられていない場所を作る。競争相手が居ない仕事のしかたをする。それはこれからの生き方にも通じるような気がする」

坂口さんは大学時代、ヒッピーっぽい生活をしたりしていたこともあり、
反権力のような思想も通過したうえで今に到達している。

「今回俺は『ホームレス』の人々を紹介したけど、
これで俺たちは君らと関係を築いたことになるから、
この人たちのところに行きたいんだったら、俺が場所を教える。
自分で行ってもいい。
俺が必要だったら俺に言ってくれ。時間があれば行く。
だから、君らはこの情報を関係を築いた人だけに伝えてほしい。
情報ってそういうもんだと思うんだ」

「俺はこうやって生きてきて、何かを少しずつモノにしてきたけど、
俺ができるんだから、みんなにだってできるはずだ。
一人一人、きちんと話をすれば、みんなすげぇんだ。
他にあるんじゃなくて、自分の中にみんな持ってるんだ。
そういう意味で、俺はこういう挑戦的な態度をとって
みんなの中にもあるんだ、ということを喚起して行きたいんだ」

冷静な自己分析。
照れずにさらけだす潔さ。
前の仕事場で、若い子を見ていたから思うのだが、
近頃の若い子は、本当に冷静でモノをきちんと見ていると思う。
その視点が、坂口さん(といってもそれほど若くはないが)にも現れているなぁと感じた。

「革命って何か。
すでに『ホームレス』の人が革命をしているんだよ。
すでに未来の生き方をしている。
だとしたら、すでに、面白いことをやっている人がそこらじゅうに居るはずなんだよ。
ただ、俺たちが気づいてないだけ。
それに気づこう。そして、俺たちは俺たちの道を進もう。
それが社会が変わるってことだ」

今まで、私たちは
「社会を変える」という言葉に踊らされ続けていた。
その言葉からは
「自分が 世の中の人が『黒』と言っていたものを『白』と言わせなくてはいけない」
というイメージが、どうしてもあった気がする。
でも、そんなこと、一人の人間ではできるはずない。
できるわけないのに「社会を変える」という言葉が、カッコイイばかりに、
世の中にあふれていく。そして「実際はできない…」と苦しむ人が増える。

その構造、ずっとおかしい、と思っていた。

そうじゃない、と。人がやっている面白いことは認めよう。
自分がやりたいことを、今の時代にやらなければいけないことをちゃんとやろう。
それが革命だ、と坂口さんは言っている。
「自分が変えなくてはいけない」と思っていた私たちは、
自分だけで広めることや手法をやや重視しすぎていたような気もする。

「シェア」
「give&give&give」
「人と人。まずは歩く」
「人がやっている面白いことは認めよう。
自分がやりたいことを、今の時代にやらなければいけないことをちゃんとやろう。」

衝撃を受けたのと同時に、
「俺もがんばる!」
と、強く思った。

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0円ハウス学」への2件のフィードバック

  1. みんな本当は気づいていると思うよ。この「当たり前」の感覚(^^)いつそれがでてくる出会いがあるか。。。。

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