伝統料理 けの汁

伝統料理 けの汁

下北沢の古本屋「ほん吉」で
買った本「伝統料理 けの汁」。

画像検索:けの汁

けの汁とは、根菜類・山菜類・豆腐やずんだなどのたんぱく質でできる
味噌や醤油仕立ての伝統料理だそう。
青森や秋田で作られています。

↑写真のように、細かく四角く切るのが共通している汁。
●「粥(け)の汁」ということで、七草粥と同時やその代わりに食べる
(神棚にあげたりもするところも)
●「ケの汁(ハレの日、ケの日の「ケ」)」ということで普段に食べる
という、まるで逆のことが行われているそうです。

さっそく作ってみました。

前からせんべい汁などを食べるたびに思っていたのですが、
こういう汁って、せんべいとか、豆腐とかがほかの野菜より食べた時に熱い。
汁の温度よりも熱い感じがして、寒いときにすごくあったかく感じます。
これは寒い冬を乗り切る知恵なのかもしれませんね…。

根菜の集合体、しかも細かく切ってあるので、本当に体にやさしい。
忘年会で塩分と油分と肉ばかり食べてきた方には、
ちょうどよいリハビリ食になりそうです…。

地域ごとのけの汁レシピと、各地の体験談なども掲載されていましたが、
暖房も十分になく、台所がある土間で、延々と細かく素材を切る作業が、
とても辛かったとのこと。

私も作ってみて辛く、細かくさえ切らなければ大して手間がかからないのに、
一品料理を作ったかのような(おおげさかな…笑)達成感がありました。

ところで、
この本、青森の管理栄養士をしている木村守克さんが、
1996年に自費出版専門の出版社から発行したもの。
ISBNコードはとっていますが「地方・小出版流通センター」扱いで注文可能です
とのこと。

なんですが、
内容はけの汁の歴史的考察から栄養分、そして作っている人、作っていた人の
取材、学校教育としてけの汁を取り入れ、食べた子どもたちの感想まで、
本当に堅実で内容がしっかりしています。

装画の版画や、写真資料や図などもきちんと入っていて、
カバーや帯の紙や見返しの紙もこだわっていて、
「いい仕事してますな…」と見てもほっとする本です。

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