「ぼくは始祖鳥になりたい」読んだ

(アイキャッチ画像はイメージです)

前に職場でブームが来ていた宮内勝典さん。

その後、たまたま「ユニークな方だなあ」と思う方に、話を聞いてたら、
また現れた名前。

なんかピンと来て、検索してたらこの本、
「ぼくは始祖鳥になりたい」がひっかかったので、読んだ。

小説っていうのは、なんというか、ストーリーを体感するためのものだけれども、

これはひとつの「視座」を提示するための、小説と思った。
その「視座」をひとことで言うと、「地球意識」という言葉になると思った。

今まで「地球意識」っていう言葉、バカにしてた。
「地球を見たこともないのに、なんで地球意識できるんだよ?」
って。
「エラそうすぎるんでない?」
って思ってた。

これを読んで、まさしく「地球意識なんてエラそう」って思ってた俺が、
「地に足がつきながらも高く飛翔する地球意識」を実感することができた。
そういう意味で、この小説は、「ある視座を獲得するための小説」なんだと思った。

「地球が破壊されててヤバい」ってことじゃない。
「地球を守ろう!子どもたちを守ろう!」っていうことじゃない。
この本では、今の地球の状態に何も批評も、批判もない。
ただ、丸い水の球体に、命がひしめいている、
いろいろ、いろんなことがありながらも、
ピチピチした生き物がぎゅうぎゅうしている、
それが、どんな立場でも、どんな思いをしていても、どんなに凄惨でも、本当に、
「美しい」と感じた。

「母なる地球」
うわっつらな言葉だと思ってた。
「生きてるって素晴らしい」
ほんとかいなと思ってた。

でも「生きてないこと」を考えたら「生きてる」って、やっぱり素晴らしい。
だから、みんなあんなに死にたくないんだと思った。

なんかとうとうと涙が出た。
泣いて癒されるっていうんでもなくて、
話に感動したっていうんでもなくて、
普段自分、郵便配達やってるんスよ。

この小説では、宇宙と、古代と、ネイティブアメリカンの戦争と、超能力が出てくるんだよ。
それと、郵便配達っていう、自分の生活のギャップが、超気持ちよかった。
この小説には、俺たちは、一切出てこない。

だからこそ、自分は、これを読むべきだったんだ、と思った。
まだ、戦うしかなくて、ジャングルにひそんで戦おうとしたり、している人が居る。

俺は、アリみたいに、同じところをぐるぐるぐるぐる、
毎日回って配達してて、でも、それが超楽しい。

生きてるってこと。
なんか、それを感じさせてくれる、
そして、その自分に、自分の脳にも、
血がめぐっていることを、
はっきり実感できるお話でした。

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