詩!!

鐘の音とともに
黄金の草原がそよいでいた。

白い服を着た長い髪の少女が俺を見ている
優しさと憐れみと悲しさのまざった顔で

あの少女は俺の母親か先祖か
それとも昔すぐ死んだ俺の姉なのか

少女が空を見る
ふわっと身体が浮く
気づいたら俺も同じ白い服を着ている

空には白い太陽
太陽にしては大きく、まぶしくもない
どんどん身体は上昇する
そして、太陽の周りに
美しい美しい美しい美しい

万華鏡よりも光のプリズムよりも虹よりも
この世で見たことのない
色々な色が調和して、

それは涙が出るような、
というか泣いてた
あまりの美しさに
今までの自分の愚かさを
罪を
本当に悔いたくなるような美しい

やっぱり世界は美しかった
美しかったのになぜ

この白い太陽の中に溶けて
俺は本当の俺に還る

それは怖いのか
怖い気もする
よくわからない

下を見ると少女が笑っていた
手をふったような感じもした
「いってらっしゃい わたしはもうちょっとここにいる」

たくさんの白い服が
こうしてひとりひとりの太陽に
消えることを知っている

どんなに辛い死に方をしても
誰にもみとられずに死んでも
太陽は誰にもおとずれる

もうしろい光しかみえない

… 2011年3月6日 クリスタルボウルの音を聞いた

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