Love & Communication ~パートナーとうまくいかない時に~

大人の女性が自分の中の「オンナ」を大切にするために、
知っておきたい知識を知り、知恵を作り上げる
「大人の保健体育講座」、Love & Communication。

最初、この講座の構成を考えるとき、
「これからの時代を生きる女性」に、
どんなことが必要か考えました。
そのとき、やはり自分を大切にするだけでなく、
自分の周りの人に自分や愛情を女性らしく表現したり
することは、とてもとても大切なことだと思いました。

これからは、国や社会の力が弱くなり、
地域や個人と個人のつながりが「生活力」となっていく
時代になるような気がします。
周りといかに協調し、ステキな環境を作っていくか…。
そして、女性らしくこれからの時代に対応するには、
どうしたらよいのか…。

そんなとき、プロセス指向心理学を元にした
コミュニティ・ファシリテーション」を
提唱している廣水乃生さんより
「パートナーとは、一番うまくコミュニケーションしていくのが難しい」
と伺い、確かにそうかもとスカッとしました。

ということで、長くなりましたが、4回目の講義は、
唯一の男性ゲスト講師、ノリさんをお迎えして、
「心理学から見るカップル・コミュニケーション」をテーマに
すすめていきました。

まずは、生徒のみなさんには宿題で
「パートナーとのコミュニケーションで困ったこと
/今までよくおちいっていたパートナーとのコミュニケーションパターン」
など、今回の講座で掘り下げたいテーマを
ひとつずつ考えてきて頂きました。

ノリさんがお話されたことは、次のとおりです。

●なんかうまくいかない。話しづらさは誰のせい?
→パートナーとの間で、話しづらくて黙っているとき、
黙っていて自分の意見を伝えないほうも、
話しづらい雰囲気に加担していることになる

●本当のパートナーシップって何?「わたし」と「あなた」だけじゃない視点
→「わたし」「あなた」という個人個人だけじゃなく
「二人の間にある空気」というものもある、
と意識してみてはどうだろう?
(パートナーじゃなくても、ゼミやサークル、家族など、
色んな集まりを見ていると、それぞれ独特の雰囲気がありますよね。
あれは誰かが作っているというより「みんなで作っている雰囲気」で、
それが意外に力を持っているのでは、という見方)

●二人の問題は解決可能?
二人の間におきている問題は、ムリに解決しようとしなくていい。
それよりは「解決しなくてもいい、考え続ける」こと。
考え続けることが、すなわち二人の関係を維持し続けていることになる。

これをふまえ、自分で、パートナーとの問題について考えて頂きました。
大切なところは
「もし、明日パートナーが居なくなってしまうとしたら、
本当に何を伝えたいか」
いつでもこの視点に立つことで、イライラしていたり、悲しいことでも、
自分の思いを相手にとって理解できるよう伝えることができるといいます。

あっという間に講義は終わり、
終わった後も生徒さんからの質問は途絶えることがなく、
3回目の授業は終わりとなりました。 お疲れさまでした!


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